Journey A — Film Poster Design
Concept Art / Visual Composition / Title Design

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Overview
本作は、「主人公が内面世界へと潜り、本質の自分と再接続していく」という映画のテーマを、
一枚のビジュアルとして視覚的に翻訳することを目的に制作したポスターです。
抽象度の高いスピリチュアルなモチーフを扱いながらも、
観る人を限定しない普遍的な美しさとして成立させるため、
世界観は過度に神秘へ寄せず、静かで詩的なトーンに設計しました。
Design Notes
1. 主題を象徴する「光のアーチ」
構図の中心には、「内なる扉」「再会」「精神世界」を象徴するモチーフとして、
円形の光のアーチを配置しています。
円形が持つ永続性・調和・内面性といった象徴性が、
物語のテーマと自然に重なるためです。
森の奥行きとアーチ部分の光量差を明確にすることで、
現実世界と内面世界の心理的な境界線も同時に可視化しています。
2. 映画的な“S字構図”による視線誘導
キャッチコピー(縦組み)→ タイトル → 主人公 → 下部クレジットへと流れる、
映画ポスターにおける王道のS字構図を採用。
情報量を抑えつつ、直感的に「どこを見ればよいか」が分かる視線設計としています。
3. 明朝 × ゴシックで役割分担したタイポグラフィ
タイトルには、存在感と視認性を重視した太めの明朝×ゴシックを採用。
キャッチコピー、俳優名、補足テキストには上品さを意識した明朝体を使用し、
フォントごとの役割を明確に分けています。
これにより、画面全体に静けさを保ちながらも、
情報の優先順位が自然に伝わる構成となりました。
4. 緑・金・白による色彩設計
深いグリーン(静けさ)、光のゴールド(希望)、白の輝き(精神性)という
3色の関係性によって、物語の内面性と未来への希望を同時に表現しています。
5. 情報量を抑えた静かなレイアウト
背景に光の要素が多いため、文字情報は必要最小限に整理。
可読性が求められる箇所のみに、ガウスぼかしや薄いグラデーションを施し、
世界観を損なわずに情報を成立させています。
6. 黄金比を用いた主人公配置
主人公の配置は黄金比(1:1.618)を基準に調整。
数値的な美しさと直感的な心地よさの両立を図りました。
Designer’s Note
ポスターは、作品と観客をつなぐ「最初の扉」だと考えています。
Journeyの抽象的なテーマを、誰が見ても美しく、心に残る形へ落とし込むため、
構図・光の粒子・文字配置のすべてを丁寧に設計しました。
一枚の中で、観る人が「内なる世界への旅」を感じ取れるかどうかを軸に、
細部まで調整した作品です。
